シミ、しわ、たるみなど、美容的なトラブルから、わたしのようなかゆみを伴う皮膚炎のトラブルまで、肌の悩みは様々です。
いったいどうして、こんなにトラブルが発生するんでしょう?
アトピー性皮膚炎など、治療を必要とする皮膚炎などの場合、いまだ解明されていないものも多くはっきりとした原因があげられないものもあります。
ですが、考えられている要因の中で美容的なトラブルも含めて一番注目されているのが、肌のバリア機能の低下です。
この機能が低下してしまっているために、肌があらゆる刺激に過剰に反応してしまうと考えられているのです。
じゃあ、「バリア機能」って一体どんな働きをしているんでしょう?
わたしたちの肌は大きく分けて「表皮」と「真皮」にわかれています。
「真皮」はいわゆるお肌の根っこに当たる部分で、コラーゲンやエラスチンといった繊維が張り巡らされています。
それが水分や栄養分をたっぷり含んでふくらみ「表皮」を持ち上げることで、健康的でプリプリしたお肌となるのです。
「表皮」は文字通り、肌の表面にある皮膚のことです。
この部分は2層に分かれていて、一番表面にあるものを角質層、そしてその下では新しい肌細胞がつくられています。
これらは新陳代謝によって、常に新しいものへと世代交代しているのです。
そしてこの一番肌の表面にある角質層こそ、「バリア機能」を果たしている部分なのです。
角質層は、外的要因の侵入を防いで内部の水分を保つという働きをしています。
まさにお肌のバリアですね。
そのため、水分で十分満たされた角質細胞と細胞間脂質が隙間なく層状に並んでその機能を果たしているのです。
ところが、何らかの原因で角質層が水分不足になると、細胞が縮み角質層に隙間が生まれてしまいます。
そうなるとバリアに穴が開いた状態になるので、本来の働きである保湿や防御はできなくなってしまうのです。
つまり、あらゆるトラブルの土台である乾燥をすすめてしまうだけでなく、紫外線などによる刺激も奥深くまで侵入を許してしまうことになるのです。
これではトラブルが起こりやすいのも当然ですよね。
バリア機能を低下させる水分不足を起こす一つの要因として、生活習慣の悪化による栄養不足があげられています。
体に必要な十分な栄養や水分が入ってこなくなると、脳は生命を維持するために生命活動をおこなう機関に優先的に栄養や水分をまわします。
すると、肌細胞などあまり生命維持活動に直接関係していない部分は後回しにされ、結果いち早く水分不足となってしまうのです。
肌が乾燥してるな、と感じたらそれは、自分の生活習慣を振り返りなさいという体からのメッセージかもしれませんよ。
お肌のためにも体のためにも、不規則・不節制は極力やめましょう!